真剣度3割Pのコミュ考察置き場

感情が高ぶったときにだけ更新されるブログ。

西城樹里というアイドルについて

・はじめに
お久しぶりです。
自己紹介以来、まともに動かしてこなかったブログですが、下書きで留めておけず、ついつい筆が乗ってしまった為、公開に踏み出してしまった記事になります。
超個人的展開、コミュのネタバレが一部展開されますのでご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 











・西城樹里ってどんなアイドル?
初めに、西城樹里という子の人となりから軽く説明しておきます。
樹里のコミュを何個か見て頂ければわかるのですが、人に対して非常に攻撃的な発言をしてしまうけれど、基本的に真面目で面倒見が良く、放って置けない優しい性格の子です。劇中で具体的な言及はないけれど、過去に何かしらのトラブルがあり、長年やっていたバスケを辞めてしまいます。
【曲がり角のランウェイ】の"Sweet!Sweet!Runaway!"では体育館に足を運ぶ描写があることから、まだバスケには多少なりとも未練がありそうです。
その上でバスケを辞めているので一番可能性としてあるのは「人間関係」が原因じゃないかなって勝手に考えてます。その裏付けに、
【とびっきりジンジャー】の“クッキー・ココア・ハートエイク”では誰かと言い争っているような描写があります。興味のある方は是非見てみてください(後者は限定なので持っていらっしゃる方しか見れないかもです…ごめんなさい…)


作中で何回も思い出したり振り返ったりするほど大事だった居場所を失い、髪を金髪に変え、新しい事を、新しい居場所を探してさまよっていた樹里が、プロデューサーと出会い、アイドルとして活躍し始めます。
共通コミュの"いちばん最初の気持ち"にて「樹里らしいアイドルになってきた」を選ぶと樹里が、

と言っているように、樹里はバスケを辞めてから無意識下で
自分の居場所を探していたのかもしれませんね。
そして新しく始めたアイドル活動の中でも、今までの自分から変われるのか、自分に何ができるのか、居場所を探し求めて辿り着いた先で葛藤を抱えながら、それでも何とか前に進もうと藻掻きながら進み続ける…

樹里はそういう何ともアイドルマスターの中でも特に人間らしい子だと思っています。

本来であれば、もっと掘り下げて話せば魅力が引き出てくる子ではあるのですが、またの機会にさせて頂きます。

・過純性ブリーチって何?
樹里がという子の事について少しわかって貰えた所で、次にソロ曲に関して掘り下げていこうと思います。
“過純性”っていう言葉は「過」+「純正」を合わせた造語です。
純正の意味を調べてみると【まじりけがなく正しいこと。 また、そのさま。 
と出てきます。
これは個人的な解釈ですが、過去の自分を上書きするように髪の毛をブリーチ(脱色)することで、一度真っ白な状態になってから自分自身をアイドルとしての西城樹里の色に染めていく、一歩を踏み出す勇気と決意を示した曲だと思ってます。
ちなみに樹里は“バットガール・ミーツ”で、

って出会ってすぐにプロデューサーに嚙みついてます。
これを踏まえた上で、曲を歌詞を追って説明していこうと思います。

・曲調と歌詞の良い点に関して
大変長らくお待たせしました。
いよいよ歌詞の考察に進みます。

まず1番の歌詞からですが
>歩道橋に引っかかったレモン色の風船
歩道橋が過去の記憶、レモン色の風船が自分に例えて
過去の記憶に引っかかった自分を最初から表現しているように思えます。

>風がやっと吹く
これはプロデューサーと出会ったのがきっかけになった事で、自分が動きだせるようになった事を示唆した表現かと。プロデューサーとの出会いの前から描かれてるのが、この曲の良い所だと思ってます。

>追い風
プロデューサー、放クラの皆、そしてファンの皆が応援してくれてる事で背中を押されて前に進み続ける。今はまだ過去の自分と決別できてないけど、
皆がいればがむしゃらに前に進み続けられる。そんな決意に満ち溢れた感情を表現するには王道な表現だけど、それも樹里の良さとして出てる非常に西城樹里本人を表すには語りすぎず、簡潔に表現されてる良いパートだと思います。

ここまでが1番のパートですが、個人的にはここまでがプロデューサーと出会って、アイドルの楽しさ、良さを感じ始めたばかりの頃の樹里から見た視点を歌詞にしたパートだと思ってます。

次からが2番ですが、1番と少し対比して見てみると非常に興味深い箇所が多いと思います。

>野良猫
生活の中心になっていたバスケを辞めて、居場所がなくなってしまった頃の自分を思い出して懐かしさと逞しさを感じてたのだと思います。
1番だと自分の事を色で表現してたのを、生き物で表現できるのは本当すごいなって思います。シャニマスの良い所出てる。。。

>だけどのんびり欠伸して~笑い合うまで側にいるよ
ここが非常に好きな所なんですが、放クラという居場所を見つけた自分が、
野良猫だった過去の自分に、居場所を失ったことによる辛かった事を笑い合える様になるまで寄り添えるくらいには自分に余裕ができたんだなって。
これは持論ではありますけど、樹里が寄り添おうとしてるのは野良猫だけじゃなくて、自分みたいに居場所を失って苦しんでいる人に寄り添おうとしてるんじゃないかって。誰も野良猫にだけ言ってる訳じゃないんじゃないか…?って考え出した時、樹里っていう子の優しさを垣間見た気がして勝手に涙腺が緩んでしまいました。

>空耳
ここまでくると説明は要らないかもですが、“元気か?”って訊いてくるのは間違いなく過去の自分だろうなって思ってます。1番だと踏み出して飛び出してるんですが、2番で精神的に成長した今でも過去を気にして振り向いてから前向いているのは最早樹里本人の性分なのかなって思うと微笑ましくなっちゃいますね。背中向けてそっぽ向いても“見放しちゃくれない”っていう表現、照れ隠しが入ってて好きなんだよなーーーーー!!!!!!(クソデカ声)
そういう所だぞ、樹里!!!!!!!!


失礼しました。とにかくお節介なくらいお人よしな仲間が樹里の背中を後押ししてくれる今の状況を樹里が“悪くない”って思えてる事が非常に嬉しい事で、これからも見つけた居場所で頑張って行くぞ!!!!っていう最後まで自分の決意を細やかに散りばめた曲だと思います。

・最後に
今回の考察のまとめになります。箇条書きで非常に読みづらい文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。
今回の過純性ブリーチの曲に関して歌詞を順に追って説明だけですが、いかがだったでしょうか?
自分が想像していた通り熱いキャラだった…って思う人もいれば、言われてみると結構優しいんだな…とか思うところもあったと思います。
今回の記事を見て少しでも西城樹里ちゃんに興味を持って頂ければ、この上ないありがたい限りです。
本当はもっとお話ししたいことは多いのですが、今回はこれで終わらせて頂きます。改めましてお付き合い頂きありがとうございました。